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小沢健二「東京の街が奏でる 第十二夜」コンサート感想 その一

 20, 2012 16:15
行ってきた。

@東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル。

十二夜にわたって行われてきたコンサートの最終日。
行くなら千秋楽がいい、って思っていたので、チケットが取れたのは本当に幸運だったと思う、
ひふみよの時は取れなかったから。

小沢健二さんのコンサートに行ったのは初めて。
わたしは”オリーブ少女”ではなかったし、浮気者だけど、いつも気になる人だったのは確かで。
でもわたしが大人になってからは小沢さんは長い沈黙に入っちゃってたから…
コンサートに行けるなんて思ってもみなかった。

あれって全部幻だったんじゃないか?って思うぐらい、素敵な時間を過ごしました。
ちょっとずつ思い出しながら(コンサートの夜にメモしたことを頼りに)
書いてみたいと思います。

(…あ、そうそう、何回かに分けて書きたいと思います。
何も小出しにするつもりはないのですが、あんまり長いと、書くほうも疲れるけど 読むほうも疲れますしね。)
(…FC2ブログのカテゴリに小沢健二がなかったから作っちゃったよ。なんでないんだろ。)
初めて訪れる場所は、いつもわくわくする。

京都からバスに乗ってやってきたわたしは、バスに乗る前からずっとiPodでオザケンを聴いてた。
もうこの時からコンサートは始まってた!自分の中で!
旅もコンサートの一部なんだよね。

人身事故があったらしく山手線が運転を見合わせていた。やむを得ず別のルートで会場に向かう。
なんとなく不安な気持ちになりながらも コンサート開演1時間前に会場に着いた。

オペラシティに着くと、中の様子が見えた。
物販の様子。

キツネがいるー!Σ(゚∀゚ノ)ノ
なんかこの時点でちょっとテンションが上がる(笑)

開場して中に入って、ひふみよのデッドストックのうさぎTシャツを買って、嬉しくてしょうがない(笑)

120416_1804~01 かわいい!

会場内に入ると、格調高い雰囲気にちょっと緊張しちゃう。オペラシティのHPで見てた通りなんだけど。
とても高い天井。天然木に囲まれた内装。
普段はクラシックのコンサートをやっている会場だから、ここで音を奏でたらどんな風に響くのかすごく楽しみだ。

舞台の上にたまに出てくるスタッフが黒子の格好をしている。

ロックのコンサートだと、裏方の人もスタッフジャンパーとかTシャツを着てるもんだけど、黒子!
歌舞伎や文楽でしか見ないから、おもしろいね。

19:30が近づいてくると、チック、タッ、チック、タッ、とたくさんの(多分10個以上)メトロノームが響き出した。
メトロノームはそれぞれのリズムでポリリズムを奏でている。

チック、チッ、クタッ、チッ、タッ、クタッ、チッ、タッ……

黒子が舞台上に表れてメトロノームをひとつずつ触って、だんだんリズムがひとつになっていく。

チック、タック、チック、タック、チック、タック、チック、タック、チック、タック。

メトロノームの音が途切れ、会場内は暗闇に包まれる。場内は割れんばかりの拍手。

ステージ上手から女の子が出てきた。
……誰?
上のほうの席だったので、顔までは見えない。
誰なのかしら。

彼女が手回し式の大きなオルゴールを操ると、聞こえてきたのは「いちょう並木のセレナーデ(reprise)」。

オルゴールが終わるとステージ中央に立ち、手に持っている本を広げて朗読を始める。

「……音楽は生きるために必要なものではありません。音楽は楽しむものです。」
(このあともっと朗読は続くんだけど全部は覚えてない。音楽は別になくてもいいものだけど、音楽がある限り幸せな時を思うことができる、だから街に音が鳴り続けていたらいいなって思います、って内容)

朗読が終わって、
「こんばんは。やくしまるえつこです」

やくしまるえつこだったのか!(ノ゚ο゚)ノ

なぜ千秋楽にやくしまるえつこ?ってのは正直思った。
相対性理論は嫌いではないけど。すごく、意外。
(日替わりでゲストが出るっていうのはmixiとかで見てたから、今日は誰かなぁってちょっと期待してたんだけど。)

そして、緊張して楽しめない人がいないように、ってコンサートを楽しむための合図を教えてくれた。
舞台後方にあるスクリーンに影絵が映るんだけど、
「この絵が出たら座って、この絵が出たら立ってください、
女の子が歌うところはこの絵で、男の子が歌うところはこの絵が出ます。この絵の時は、女の子、あるいは女の子の気分の人が歌ってください。この絵の時は男の子、あるいは男の子の気分の人が歌ってください。」って説明。
好きな時に立ったり座ったり歌ったりしてくださっていいのですが、って前置きもあったっけな、
でも基本的にみんな素直に合図に従ってたな。

合図の説明のあと、またオルゴールを奏でて、やくしまるさんは舞台袖へ。
また暗闇に包まれる。

ザーッ。ザザーッ。
嵐の音。ザーッザザーッ。
波の音。風の音。
ザーッザザーッ。

小沢さんがステージに登場する。大きな拍手に包まれながら。
拍手が鳴り止むと、おもむろにガリレオ・ガリレイの朗読を始める。

「ガリレオは気がついた。振り子は、時を均等な感覚で分割する。そこから振り子時計という発想が生まれた。ガリレオの発想にもとづいて、初めて振り子時計が作られた。振り子時計を応用したのが、メトロノーム。……」

振り子を指で放つ。チックタックチックタック……
彼は椅子に腰掛け、アコースティックギターを抱える。マイクは、ヘッドセット。
ギターは、たぶん、アンプラグド?

メトロノームに合わせてギターを奏で始めた。

「新曲です。”東京の街が奏でる”

とってもいい歌だと思った。

聞いていると、自然に涙が出てきた。

小沢健二の歌を初めて生で聞けてグっときた!とか、コンサートに来れたのが嬉しいから!とか、
泣けてきた理由はいろいろあるんだけど、
震災とか、病気とか事故とか、みんないろんなことがあって 今を生きていることとか、
いろんなことをくぐり抜けてここに集えた喜びとか、
最初の朗読の「音楽は別になくてもいいものだけど、音楽がある限り幸せな時を思うことができる」ってこととか、
ここに座ってるのが夢みたいだ、とか
いろんな思いで胸の中がいっぱいになって、涙が溢れた。

やっぱり、ここまで来てよかった。

彼は体を左右に揺らしながら力強くギターをかき鳴らし、歌う。
声は少し太くなっている。eclecticのウィスパーボイスとも違って、強くて、落ち着いた、優しい声だ。

コーラスの真城めぐみさんとベースの中村キタローさんが曲の途中で演奏に加わる。
さらに、新メンバー、バイオリンの奥村愛さん、山名玲奈さん、ヴィオラの南かおりさん、チェロの遠藤真理さん(この7人でバンドなんだって小沢さんは言ってるらしい)が演奏に加わり、次の曲へ。

”さよならなんて云えないよ”

さっきも書いたけど、この7人で、バンド。
ドラムがいない。ホーンセクションもいない。
いないんだけど、物足りなさは全然感じなかった。
メトロノームのリズムに合わせて奏でる曲が多かったけど、ストリングスの調べも美しいし、シンプルな分、言葉や音がダイレクトに届く感じがした。

「僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも!」

この歌、大好きだ。歌詞が、切ない。刹那を歌ってる。
2度と戻らない美しい日にいるということを知っていながら、「僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも!」なんだから、切ない。

真城さんが次のメトロノームを鳴らす。
四重奏とともに”ドアをノックするのは誰だ?”
”いちょう並木のセレナーデ”


最初に教えてもらった合図の影絵に合わせて、女の子と男の子に分かれて歌ったり、立ったり、みんなで一緒に。
一体感を感じて楽しい。

その二に続きます。(のちほど更新予定です)










……その前に。

これはちょっと余計な話かもしれない。
いや、余計な話です、たぶん。

立ったり座ったりする合図についてなんだけどね。
こういうのって、ほかにはないよね?コンサートで、合図が出たらみんなが同じ行動を取るっていう。
純粋に、おもしろいなぁと思ったんだけどね。

信号の赤、青、黄色に従うとかさ、日常ではこういう、決まり?ルールに従って生きてるけどさ。
オペラシティってクラシックなコンサートホールで、スタンディングで小沢健二の音楽を聞いて歌う、っていうのは、すごく楽しいし(滅多にできないことだから・笑)、合図に従うっていうかみんな一体になれて楽しい、と個人的には思ったんだけど。

わたしの隣りに座っていた人たちは、合図に合わせて立ったり座ったりするのがいやだったのか、ずっと座ったままだった。
それは別に自由だし、いいんだけどね。わたしも途中でしんどくなっちゃって座ったりしてたし。
でも、さ。
座る合図が出てみんなが着席すると「ケッ」って鼻で笑ったり、朗読の最中にため息ついたり(まぁ、確かにちょっと長かったけどさ)、ずーっとつまらなさそうにしてたの。
歌も知らないみたいだった。

この人、本当に小沢さんが好きなのかしら?って最初からずっと不思議でしょうがなかった。

結局、その人たちはコンサートが始まって2時間ぐらいで「もう帰ろ」って会話して、途中退席。

ほんと、不思議。
ほんとに好きなの?何しに来たの?(笑)

最初から興味なかったんじゃないかなー?

ここには、小沢健二が好きな人たちが集まってると思ってた。
いろんな考え方があるにしても、コンサート、音楽は、楽しむためにあるし、楽しむために来るものなんじゃないの?

9000円ってチケット代は、決して安くはないよね?

来たくてもチケットが取れなかった人とか、いろんな事情でここに来ることができなかった人がいるのに、
そういう熱(小沢さんに対しての、熱)がある人がここに来れないのに、
なんで?何しに来たの?

って、ちょっとムカつきました。(笑)

座ったり立ったりする度にせせら笑われるし。(  ゚,_ゝ゚)バカジャネーノって顔で。

いいんですけどね、自由だし。
ちょっと興味があったから見に来たんだろうし。

んー……不思議な人でした。
ごめんなさい、余計な話して。その二、続けます。
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